「永久」とあるが、2年以上連続して凍結した状態の土壌の事を指している。地球の陸上の2割が永久凍土とされているが、近年、温暖化で融解し、永久凍土が崩壊してしまう危険性が出ている。
もっとも、氷で覆い尽くされるロシアにとっては活動圏が広がったり、地下資源の採掘が容易になったりするメリットの方が大きいと言われているが、永久凍土が融解する事で、それまで地面同然だった物が崩れ去る為に建設物は勿論、鉄道のレール、橋、パイプラインが寸断されてしまう。また、融解によって堰き止められていた氷河湖が決壊する事もある。
さらに危惧されている事は、永久凍土によって閉じ込められていた太古のウイルスが永久凍土の融解によって復活してしまう事や、メタンハイドレードの解放で大気中に大量のメタンガスが放出され、地球温暖化が凄まじい速度が進む恐れが出ている。
極北に世界最大「種子保管庫」 絶滅防止に「現代の箱舟」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000106-san-int
■450万種保存可能 オオムギ2000年
【ロンドン=木村正人】大規模な気候変動や災害などによる農作物種の絶滅を防ぐため、北極圏にあるノルウェー領スバルバル諸島のスピッツベルゲン島に、地球上の種子を冷凍保存する世界最大の施設「グローバル種子ボルト(保管庫)」が26日、オープンした。保管庫の温度はマイナス18〜20度に保たれ、冷却装置が故障しても永久凍土層によりマイナス4度を維持できるという。
現地からの報道によると、ノルウェー政府が「種子の箱舟計画」として、同島の中心ロングヤービーエンの永久凍土層に5000万クローネ(約10億円)をかけて建設、主要作物の保護を進める「グローバル作物多様性トラスト」が運営にかかわる。 120メートルのトンネルの奥にある3つの巨大な保管庫には、450万種が保存できる。
最初は100カ国以上から送られてきた26万8000種の種子を貯蔵する。オオムギなら2000年間、コムギは1700年間保存可能という。 26日の開所式には、国連食糧農業機関(FAO)や欧州連合(EU)などの関係者約250人が参加。
ノルウェーのストルテンベルグ首相が「生物の多様性が自然の力と人為によって危機にさらされている。保管庫は核戦争や自然災害、気候変動などに対する保険だ」とあいさつし、ノーベル平和賞受賞者でケニアの環境活動家マータイさんが各国から送られた多様なコメの種子を保管庫内に収めた。 種子の所有権は提供国に残る。自然環境の急激な変化で、ある植物が絶滅した場合、その種子を保管庫から引き出すことができる。 地球の温暖化が進み海面上昇しても大丈夫なように保管庫は海抜130メートルの地点に設けられている。
麦が2000年も冷凍保存可能なのは驚き。ちゃんと発芽するんだろうか。ちなみに日本人の主食でもある「米」もあるそうで。